高価格なテレビ会議システムを導入することができない中小企業では、スカイプを利用してテレビ会議を行なっていることも多いかと思います。カメラやマイクなど機材選びの悩みは絶えないものです。「インフラ整備は任せた!」と言われて困っている人の参考になれば幸いです。
カメラは視野角で選ぶ
一般的なウェブカメラはモニターの前に座っている個人を写すものなので、画角(写せる範囲)が狭く、会議に参加している全員の顔が見えるようにすることはできません。70度前後から最大で120度までのカメラがあるので、会議室の大きさや設置場所と座席の位置により、適切なカメラを選ばなくてはなりません。
iPhoneのカメラの画角が73度程度なので、設置する場所から撮影してみると、どれくらいの範囲が写るか確認することができます。カメラの設置場所から手前の座席が映らない場合は、より広角レンズのカメラを選ぶと失敗しないはずです。

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マイクの集音範囲とエコー対策
マイクには1方向の音声を拾うものと、360度どこからの音声も拾えるものの2種類があります。また、集音できる範囲もマイクの性能によって変わってきます。PCやWebカメラに内蔵されているマイクは全体の音を拾えるものですが、設置する場所によっては遠くに座っている人の声が拾いにくくなります。
卓上に置けるマイクであれば、全員の声が拾いやすくなるのですが、スピーカーの近くに設置していると、その音も拾ってしまうので、エコーやハウリングを起こします。なので、マイクの集音範囲とスピーカーの距離を考慮して選ぶと快適になります。

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スピーカーの音量や音質
音楽を再生するものとは違い、会話が聞き取りやすく設計されたスピーカーが良いです。
80dB以上の出力があればかなりうるさい方なので、音量の心配はありません。カタログに記載されている値を最大ボリュームまで出すと音が割れて聞きづらくなるので少し余裕を持ったスペックを選ぶと良いです。
使ったことはないのですが、ヤマハのYVC-1000がものすごく良いらしいです。

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取り回しの良さも重要
オフィスが狭く、来客と会議を同じ部屋で行う場合、ケーブルがごちゃごちゃしていると見た目にも悪く、設置や片付けが面倒です。少人数の会議室であればカメラ、マイク、スピーカーの全てが一体型になったものが、取り回しがよく便利です。

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