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@basseyboost

わちょーいヽ(・∀・)ノ

サイト閉鎖に追い込むのがゴールではない炎上するWELQ問題の気持ち悪さ

炎上を続けるWELQの「正しい医療情報」についての論争、問題となった経緯や個人的な感想をまとめました。加筆修正を繰り返しているうちに着々と記事の通報や削除が進んでいるようですが、一つの意見として聞いてもらえると嬉しいです。

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WELQの問題点

キュレーションサイトは元々インターネット上の情報を引用(コピペ)して再編集する仕組みだった。情報の断片を集め、まとまったコンテンツを作ることでユーザーにも役に立つ情報と思われることが多く、SNSでの拡散が行われ外部リンクを獲得することで検索上位に表示される可能性が高くなる。しかしコピペのみのテキストだとGoogleからの評価が得られにくく、検索上位に安定させることができないので、引用部分をリライトして記事を仕上げる方法に変化していった。

引用という方式をとり、blockquoteタグを使用し、参照元のリンクを記載していればまだ救いようがあるが、文章の前後を入れ替えたり語尾を変える程度の質の低いリライトを行い、著作権を無視したコンテンツを作成しているのも問題ではある。

このリライト記事を書くのは専門家ではなく、個人のライターがインターネット上の情報から編集しているため、情報が正しいか間違っているかの判断がつかないまま記事が作成されている。コンテンツを監修している企業側もライターへのガイドラインの制定や公開の判断基準が甘いまま監修しているため、間違った情報が世に出回る流れである。

医療に関わる記事以外にも、iPhoneに「死にたい」と相談すると宗教団体『幸福の科学』へと誘導される問題や、情報の信頼性を保証しない問題なども合わさり大問題となっているのが現状です。

WELQを擁護する気もさらさらないが、目指す方向性はあって医療関連の膨大なトラフィックを獲得するところまでは順調だったのではないだろうか?

「医師の監修は検討しているが、今はメディアとして完全に定着させることが先」
「将来的にはキュレーションを抜け出し、一次メディア化したい」
WELQの面接で落とされ、その後WELQが炎上して、思うところ

ひとまずは改善するという方向で通報フォームの設置を行ったりしていたが、「全記事の非公開化」という事実上は「一時閉鎖」という形で鎮火しようとしている。

その後、事態を重く見たDeNAは、9つのメディア(WELQ、iemo、Find Travel、cuta、UpIn、CAFY、JOOY、GOIN、PUUL)の記事を全て非公開化し、12月7日にはMERYも非公開化すると発表第三者調査委員会を設置し体制を立て直す方針を発表することで、WELQから始まったDeNAのキュレーションサイトに関わる問題は一旦終わりを迎えたように見える。

DeNAは、12月7日午後3時半から記者会見を行い、記事の非公開化や第三者調査委員会設置などについて説明を行った。 [全文書き起こし]

リアルタイムに6600人ほどがYouTubeの会見を閲覧しており、多数のメディアが質疑応答を行っていたので今後のニュースはかなり広がりそうです。

会見の翌日、DeNA守安社長が独自インタビューで胸中を明かす。「会社として生まれ変わる」強い意思を表明しています。

 

 

WELQを問題視している人は大きく2種類の派閥のようなものに別れていて「正しい医療情報の普及派」と「リライトによるパクりメディアをぶっ潰したい著作権保護派」がいる。

今後の問題として、一時閉鎖という形をとることで著作権保護派の人たちが鬼の首を取ったような達成感でこの話題に飽きてしまうのではないかという心配はあるので、他のキュレーションサイトにもこの問題を波及させるのかは今後も追っていく必要がある。

また、インターネット上で正しい医療情報を一般の人にわかりやすく簡単に提供するすべがない状況は変わらないので、普及派の動きも追っていく必要があります。

 

 

正義と悪の分かりやすい構図

結果としてはみんなが思っている方向に向かっているかと思いますが、騒動を盛り立てる流れには気持ち悪さが残ります。

自分を正当な人間に見せるためには悪役が必要で、WELQを悪役として認知させることにより、正義と悪の構図がわかりやくす出来上がってしまった。

SEOの手法やコンテンツの質について悪質というのなら理解できるが、Web業界に詳しい方々の中には「WELQはアフィリエイトで稼いでいる」という意味のわからない煽りをすることでアフィリエイトが嫌いな層を味方につけようとしている人がいます。アフィリエイトは広告の保証形態の一つでWELQほどの規模の媒体の場合は純広告の割合の方が多いはずです。実際に稼いでいる事実は変わらないだろうが、悪役として仕立て上げるのにミスリードを誘っているのも気になります。

サイトを閉鎖に追い込むまで気が済まない同調圧力でもあるのだろうけど、インターネット上には悪質な情報は医療情報以外にも腐るほどあるのに、みんながこぞってWELQにしか興味を持たないのはおかしな話である。

生死を分ける情報をインターネットで調べるというハッピーな脳みそを持ち合わせていないので理解できない部分もあるが、「他人の不幸を本気で心配している人」が中心となって問題提起しているのに、「WELQ潰れろー」という他人の不幸が楽しい層が盛り上がっているように見える構図も合わせて気持ち悪さを増している。

ポジショントークに使われている

WELQはSEOの面で優れている。善悪の判断はさておきコンテンツを作る資金力、行動に移す実行力は嫌でも認めなければならない。

Web界隈でWELQを叩いてる人がまともな医療関連の情報を扱っていて、間違った情報ばかりのWELQに負けている、というなら叩くのもまだ理解はできるのだけど、そうではなく「世の中を綺麗にしたい!」みたいな漠然とした感覚に見えるのも気持ち悪い原因の一つである。

そもそも「正しい医療情報をインターネットで世の中に広める」というのが目的ならば、医療機関や行政機関と提携して何か形にするべきで、土俵にすら立っていない。

中には実際に良い方向に向かうように動いている人もいるのだろうけど、トレンドに乗っかって叩くことしかしないのは「間違える事」よりもカッコ悪いと思う。

インターネットの世界を綺麗にするには

スマートフォンが普及し、PCのトラフィックを超えたあたりから、アンダーグラウンドだったインターネットがテレビ以上に影響力のあるメディアとなった今、情報を発信する側も受信する側にもリテラシーが求められる。

一つ気になるのはWELQの記事が8〜9割が外部ライターによるリライトだとした場合、参照元の記載はないにしろ、間違った情報はインターネット上の他のサイトに書かれていることになる。たとえWELQを潰したところでインターネットに間違った情報が残るのは間違いない。WELQの記事は「一般の人がインターネットで調べて理解した結果」と捉えるならば、ラスボスは集合知なんじゃないかなと思う。

インターネットで話題になりテレビで問題が取り上げられて、解決に向かうアプローチというのも一つの手段だとは思いますが、医療関係の情報に関しては、「インターネットで情報を拾うよりも、医師に相談した方が正しい情報が得られる」という認識を広める事の方が正しいコンテンツを作るよりも早いかと思います。

ポケモンGOの注意喚起みたいに国が一声上げて、製薬会社かなんかを中心に啓発のポスターを作って病院に貼ってもらう方が早く解決に向かうんじゃないかな。

 

世の中を変える力なんて1ミリも持っていない僕ですが…

 

この件で正義を振りかざしている方々は是非とも全ての世の悪にボランティアで立ち向かって頂きたい所存でございます。

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